空撮サービス株式会社


社長ブログ

トータルステーションを用いた 非GPS環境下における自動飛行システムを開発

2018年11月2日

■GPSが途絶する環境でも可能にした飛行システム
ドローンを使った新サービスを開発する空撮サービス株式会社は非GPS環境下におけるドローンの画期的な自動飛行システムを開発しました。
従来のドローンはGPS電波の届かない環境での自動飛行は不可能でした。そこで当社は、測量用の高精度なレーザ測量機器(TS:トータルステーション)を使用し、測量したドローンの位置をGPSの位置情報の代わりにドローンに送信するシステムを開発しました。これによりGPS電波の届かない環境においても安定した位置制御が可能になり、今まで不可能であったWP(ウェイポイント)による自動飛行も実現しました。

■特長
1)非GPS環境下における自動飛行
事前にWP(ウェイポイント)作成ソフトでWPを設定することで、橋梁下や室内などの非GPS環境下においてもGPS環境下と変わらない飛行が可能
2)環境に影響されない安定飛行
非GPS環境下での高度10M以上の室内飛行や水面上の飛行など他社ならば制限されてしまう環境下でも安定した操縦が可能、下の写真はTSからのレーザ光を下部のプリズムで受けているところを示しています。

プリズム発光_編集

■応用事例
日本のインフラ劣化が進む中で高速道路や鉄道などの橋梁下の点検への需要が高まっています。本システムにより、GPS電波の無い橋梁下や室内でも点検を実施することが出来るようになります。
当社は株式会社関電工様が実施された「平成30年度 技術・技能競技大会」において、屋内での精密自動飛行デモを行い、大変好評をいただきました。

TSと機体と橋梁_縮小版

 

橋梁下におけるWP自動飛行動画

■システム概要
測量用プリズムをドローンの下部に装着します。このプリズムを自動追尾するTSにより精密なドローンの位置が自社開発のパソコンソフトに送られ緯度経度情報に変換します。この位置情報が機体に送られ、同じく自社開発の飛行制御プログラムにより安定して飛行します。

■お問い合わせ
あきらめていた橋梁や屋内での点検飛行など、お気軽にご相談ください。搭載するカメラやジンバル、など特殊なご要望に合わせた機体や機材の選定、飛行ソフトのカスタマイズまでご要望にお応えいたします。
お気軽に下記までお問い合わせください。

空撮サービス株式会社
営業部 高木 実
東京都港区高輪2-16-53 伊皿子二番館4F
TEL  03-3444-4040
MAIL takagi@0photo.co.jp

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